ともらぼ~CFPが100歳人生を考える~

金融教育がほとんどされない日本。その中でこれから迎える100歳人生をどう生きていくかを考えます。

生命保険の配当金と保険料の構成

こんにちは。TOMOです。

今日は台風でお天気が悪い3連休の初日となってしまいましたね(´;ω;`)ウゥゥ

さて、本日も生命保険の基礎についてお話したいと思います。

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今日のテーマは、「生命保険の配当金と保険料の構成」です。

皆さんの加入している生命保険は、配当金が出るタイプですか?

出ないタイプですか?

私は長い間、保険の販売に携わっていましたが、1度も配当金が出る

タイプの保険を扱ったことがありません・・・

改めて配当金とはどういうものか、お話したいと思います。

動画も作成しましたので、こちらもどうぞ(^^♪

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

https://youtu.be/uEMLEuifT84

 

それでは早速始めましょう。

前回の動画で解説した通り、保険料は、予定死亡率、予定利率、予定事業費率を

基に算出されます。

しかし、実際には予定した通りの死亡者数、運用収益、事業費になるとは

限りません。

その結果、保険会社に利益が生じることがあります。

保険料の収入が実際の支出を上回った際の、3つの差益(3利源)を

次のように言います。

 

死差益・・・予定死亡率によって見込まれた死亡率よりも、実際の死亡率が

低かった場合に発生する利益のこと

 

利差益・・・予定利率によって見込まれた運用収入よりも、実際の

運用収入が多くなった場合に発生する利益のこと

 

費差益・・・予定事業費率によって見込まれた事業費よりも、実際の事業費が

少なかった場合に発生する利益のこと

 

この3つの差益によって剰余金が生じた場合、保険会社は契約者に剰余金を

還元することがあります。

それを「配当金」といいます。

生命保険は、大きく分けると、配当金が出る仕組みの「有配当の保険」と

配当金が出ない仕組みの「無配当の保険」に分類されます。

そして、有配当の保険には、3利源配当タイプと、利差配当タイプが

あります。

 

3利源配当タイプ・・・3つの予定利率と実際の率の差によって生じる

損益を集計し、剰余が生じた場合、配当金を出す仕組みの保険

こちらは、配当金を毎年分配する「毎年配当型」が主流となっています。

 

利差配当タイプ・・・予定利率と実際の運用成果との差によって生じる

毎年の損益を、一定年数ごとに通算して、余剰が生じた場合、配当金を

出す仕組みの保険

こちらは、5年ごとに配当金を出す「5年ごと利差配当型」が主流と

なっています。

 

次に、保険料の構成について解説します

保険料は、純保険料と付加保険料に分けられます

 

純保険料・・・契約者が保険会社に対して支払う保険料のうち、将来の

保険金支払いに充てられる部分

 

付加保険料・・・保険会社の人件費や、広告宣伝費等の経費の部分

同じような保障内容でも、保険会社によって保険料が違うのは、保険会社の

経費の違いが影響しています。

 

さらに、純保険料は、死亡保険料と生存保険料に分けられます

 

死亡保険料・・・死亡保険金の支払いに備える保険料

 

生存保険料・・・解約返戻金や満期保険金の支払いに備える保険料

 

保険料との関係性をまとめます。

予定死亡率が高いほど、純保険料は高くなります

予定利率が高いほど、純保険料は安くなります

予定事業費率が高いほど、付加保険料は高くなります

 

ちょっと複雑ですね。こちらは覚える必要はありませんが、同じような

保障内容なのに保険料が違う場合は、なんでなのかな?と考えてみるのも

いいかもしれません。

 

今日は、生命保険の配当金と、保険料の構成について解説をしました。

次回は、生命保険の契約について解説する予定です。

次回もぜひご覧ください。

 

 

 

生命保険の保険料の決まり方

こんにちは。TOMOです。

突然ですが、皆さん、生命保険はどうやって選んでいますか?

会社の知名度ですか?保険料の安さですか?

営業担当者のお勧めですか?

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前回から、生命保険の基礎を解説していますが、

今回は、生命保険の保険料の決まり方についてお話ししたいと思います。

動画も制作しましたので、ぜひご覧ください。

youtu.be

まず、生命保険の登場人物を整理しておきましょう。

保険者・・・契約者と保険契約を結ぶ人のこと

通常は、保険会社のことをいいます。

 

契約者・・・保険会社と保険契約を結び、契約上のいろいろな

権利と義務を持つ人のことをいいます。

 

被保険者・・・その人の生死などが保険の対象となる人のことをいいます。

契約者と被保険者が同じ人の場合が多くあります。

 

受取人・・・保険金・給付金を受け取る人のことをいいます。

一般的に、医療保険は被保険者本人が、死亡保険は死亡保険金受取人が

受取人になります。

 

この4者の関係性を覚えておきましょう。

次に、お金についてです。

 

保険料・・・保険契約にともない、契約者が保険会社に支払うお金のことです。

月払い、半年払い、年払い、一括払いなどが選べます。

 

保険金・・・被保険者が死亡・高度障害状態の時等に、生命保険会社から

支払われるお金のことをいいます。

 

解約返戻金・・・保険契約が解約された場合に、契約者に返還される

お金のことをいいます。

 

給付金・・・被保険者が約款に定める支払事由に該当したとっきに

受け取れるお金のことをいいます。

 

保険専門の用語はたくさんありますが、そんなに難しくないですよね。

 

それでは、生命保険に加入するうえでとても気になること、

保険料はいくら払うのか?

 

生命保険料の決まり方を解説していきます。

生命保険料は、生命保険会社が適当に決めているのではありません。

大数の法則と、収支相等の原則に基づき、

予定利率、予定死亡率、予定事業比率の3つの予定基礎利率から

算出されています。

 

一気に難しくなりましたね。

心配いりません。言葉が難しいだけで、内容が分かってしまえばとても簡単です。

 

それでは、1つずつ解説します。

まずは「大数の法則」です。

大数の法則は、数学の時間で習った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

少ないケースでは結果は偏ることがありますが、何度も何度も行ううちに、

結果が均一に近づくというものです。

 

例えば、コインを投げて表がでるか、裏がでるかその確率は50%50%です。

しかし、5回投げた時に5回とも表が出る可能性もあります。

その場合、表が出る確率は50%ではなく、100%です。

 

でもそれを100回、1000回、1万回、10万回、と投げる回数を増やしていくと、

表が出る回数と、裏が出る回数が50%ずつに近づいていきます。

これが大数の法則です。

 

少ないケースでは見出せないことも、多くのケースをみれば

一定の法則があるのです。

 

次に、「収支相等の原則」です。

生命保険は基本的に、契約者全体が払い込む保険料の総額と、

保険会社が受取人に支払う保険金の総額とが等しくなるように

保険料を算出します。これを収支相当の原則といいます。

 

そもそも生命保険は、加入者が互いに経済的に助け合う、相互扶助の仕組みです。

ですので、この収支相等の原則が成り立つわけです。

 

次に3つの予定基礎率を解説します

まずは「予定死亡率」です。

保険の契約期間中に死亡する人がどれくらいいるのかを予測した

割合のことです。

過去のデータから、年齢・性別等の死亡者数を予測して出します。

 

予定死亡率が高いほど保険料は高くなるので、男性と女性の同じ年齢を

比べると、男性の方が保険料は高くなります。

 

次に「予定利率」です。

保険会社は、契約者から払い込まれた保険料を運用します。

保険会社はこの運用で得られる一定の運用収益を見込み、その分を

保険料から割り引いています。

予定利率とは、その割引率のことです。

 

予定利率が高くなると保険料は安くなり、その逆に予定利率が低くなると

保険料は高くなります。

予定利率は、契約更新時や払込終了時まで基本的には変わらないので、安心ですね。

 

生命保険に加入する際、予定利率を気にする方がいらっしゃいますが、

基本的に保険金は加入時に決定します。

〇〇円の保険料を支払ったら、△△円の保険金が受け取れる、

というのが加入時に決定するのです。

ですので、予定利率はそこまで気にしなくていいかもしれませんね。

 

最後に「予定事業比率」です。

保険会社の運営にかかる諸経費の割合のことです。

契約の締結や、保険契約の維持管理など、事業を運営していくうえで

いろいろな経費がかかります。

この予定事業比率が高いほど、保険料は高くなります。

 

なので、対面で入る保険よりも、ネットで入る保険の方が一般的に

保険料が安くなっていますね。

 

このように、保険料はいろいろな要素が絡み合って決まっています。

 

なかなか奥が深いですね。

 

次回は、配当金と保険料の構成について解説する予定です。

 

 

 

 

お金の基礎について動画配信始めました!

こんにちは。TOMOです。

いつの間にか9月になってしまいました。

これまでこのブログでは、日本の金融教育について考えてきましたが、

せっかくなら自分でお金の基礎知識について皆さんにお伝えしてみようと思い

お金の基礎について、動画配信を始めました!

 

youtu.be

 

第1回目は、「保険の基礎知識」です。

保険には、「公的保険」と「私的保険」の2種類があります。

今回は、「私的保険」について解説します。

 

私的保険は、第一分野・第二分野・第三分野という3つに分類されます。

第一分野は、「生命保険」のことです。

人が亡くなった際に保険金が支払われます。

第二分野は、「損害保険」のことです。

車で事故を起こした際など、損害に対して保険金が支払われます。

第三分野は、「医療保険など、第一分野・第二分野に属さないもの」です。

病気になった際などにお金が支払われます。

このように、「私的保険」と一言で言っても、たくさんの種類があり、

内容は全く異なります。

 

よく、「保険は必要ない」という人がいますが、それは生命保険のことですか?

損害保険のことですか?医療保険のことですか?と聞きたくなってしまいますね。

 

日本には、保険会社がたくさんあります。

現在日本には、生命保険会社42社(令和3年4月2日現在)、

損害保険会社54社(令和3年6月16日現在)、

少額短期保険会社112社(令和3年8月1日現在)、

合計208社の保険会社が登録されています。

 

それでは、こんなにある保険会社から、どうやって自分に合う保険会社を

選んだらいいのでしょうか。

そこで目安になるのが、「ソルベンシー・マージン比率」です。

保険会社の支払い余力」と訳されます。

ソルベンシー・マージン比率とは、保険会社の健全性を測る指標の一つです。

保険金を受け取るときは、多くの場合、緊急事態の時ですよね。

そこで、予測不可能な大規模損害が発生した時でも、保険会社が保険金を

支払えるかどうか、それを測るのがこのソルベンシー・マージン比率です。

 

ソルベンシー・マージン比率は、ソルベンシー・マージン総額÷

(通常の予測を超えるリスクに対応する額÷2)×100

で算出されます。

なんだか難しいですよね。

ここで覚えたいのはただ1つ、200%という数字です。

ソルベンシー・マージン比率は、200%を健全性の基準としていて、

数値が高いほど支払い余力があるとされます。

逆に、200%を下回ると、行政指導が入ることになっています。

 

例えば、直近で公表されている大手生命保険会社のソルベンシー・マージン比率

次の通りです。

日本生命1134.2%

明治安田生命1130.5%

住友生命900.7%

プルデンシャル生命824.5%

 

それでは、ソルベンシー・マージン比率が高ければ高いほどいいのでしょうか?

そんなことはありません。

保険会社の健全性は、ほかにも格付けや業績の推移など、いろいろなものを

勘案することが大切です。

保険会社の健全性を測る指標の1つとして、ソルベンシー・マージン比率

覚えておいてください。

 

それでは、保険会社がもし破綻してしまったらどうなるのでしょうか?

これまで支払った保険料は一切戻ってこないのでしょうか?

そんなことはありません。

保険会社が破綻してしまったときに、契約者を保護する、保険契約者保護機構

という法人があります。

 

 生命保険は生命保険契約者保護機構が、

損害保険は損害保険契約者保護機構が契約者を保護します。

しかし、少額短期保険業者や共済に契約者保護機構への加入義務はありません。

この点は注意が必要です。

 

それぞれの補償内容は次の通りです。

生命保険契約者保護機構は、破綻時点での責任準備金の90%までを補償します。

損害保険契約者保護機構は、保険金の80%~100%を補償します。

日本で営業をしている保険会社は、この保護機構の加入が義務付けられています。

本来であれば受け取れるはずだった保険金全額は受け取れなくなる可能性が

ありますが、0になってしまうということはありません。

安心ですね。

 

ただし、わざわざ危険を冒す必要もありません。

先ほどのソルベンシー・マージン比率や、格付け、業績などをしっかり

チェックして、安心な保険会社を選んで加入するようにしましょう。

 

今日は、保険種類・ソルベンシー・マージン比率・保険契約者保護機構について

解説をしました。

 

ぜひ動画もご覧ください。

 

 

愛玩動物飼養管理士試験を受けました

こんにちは、TOMOです。

いつの間にか、前回のブログから1か月近く経ってしまいました・・・

2021年も、もう半分終わってしまいますね。あっという間の半年でした。

 

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前回、なぜ「愛玩動物飼養管理士」資格を受験しようと思ったを書きました。

それでは今回は、「愛玩動物飼養管理士」資格を受験するための方法について

お話ししたいと思います。

私は2級を取得しましたので、2級についてお話しします。

 

まず試験概要です。

 

教育期間・・・約6か月以上

いきなり受験することはできません。まず、受験資格を得るために通信教育等を

受講します。

 

受講資格・・・満15歳以上の者

年齢制限があります。

 

受講受験料・・・32,000

通信教育等の教材費と、受験料が含まれます。

若干高いような気が・・・

 

認定登録料・・・8,000

合格した後、愛玩動物飼養管理士として登録するためにかかるお金です。

 

資格取得までの流れは次の通りです。

1:資料請求

公益社団法人日本愛玩動物協会」のホームページから資料請求をします。

愛玩動物飼養管理士試験は年に2回実施されますので、資料請求もそれに合わせて

春期・夏期の年2回の期間と限られています。

現在2022年夏期の申込が可能なようです。

 

2:受講受験料の入金・申込書の送付

資料請求をすると、記載した住所あてに申込書等が送られてきます。

申込書に必要事項を記載しポストへ投函するとともに、受講受験料を

32,000円払込みます。私はコンビニにて支払いました。

 

3:教材のお届け

教材が届きます。分厚いテキストが3冊!

 

4:スクーリング(オンライン)

スクーリング(終日)にて、講義を受けます。ちょうどコロナ禍でしたので、

オンラインでのe-learningでした。

 

5:課題報告・問題の提出

事前にマークシートの課題が送られてきますので、それに解答して期限内に

提出します。

点数が悪くても大丈夫ですが、期限内に提出することは必須です。

当日の問題は、似た問題が出されることもあることから、この課題は真面目に

取り組んだ方がいいです。

テキストの該当箇所を確認しながら取り組み、かなりの時間を要しました。

 

6:認定試験

試験はコロナ禍においても、会場で受験します。

問題数、試験時間の割にかなり多いです。テキストが分厚すぎて全部読むことが

できませんでしたので、事前課題をひたすら覚えて試験に臨みました。

受験後の感想は、落ちたかも・・・でした。

 

7:合格通知の到着

受験してから1か月後ぐらいに、合格通知が届きました!

そこに認定登録料の払込用紙が入っていますので、8,000円を支払います。

 

8:認定登録

愛玩動物飼養管理士として認定されました!

愛玩動物飼養管理士名簿」に登録されているようです。資格認定バッジも

いただきました。

 

資料請求をしてから認定されるまで、なかなか長い道のりでしたが、

新しい知識も増え、楽しく勉強することができました。

あのテキストに出会わなかったら、ジャンガリアンハムスターと、

ゴールデンハムスターと、モルモットの違い、なんて

一生知らなかったでしょうから・・・

 

 

 

愛玩動物飼養管理士資格を取得しました♪

こんにちは。TOMOです。

今回は、前回のブログで新たな資格を取得したとお話ししましたので、

その資格について書いていきたいと思います。

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私が現在保有している資格は、ほとんど金融系のものです。

金融とは関係ない資格といったら、「秘書検定2級」ぐらいでしょうか・・・

あまり役には立っていませんが・・・

 

そこで今回、「愛玩動物飼養管理士」という資格にチャレンジしてみようと

思いました。

何その資格?そもそもなんて読む?その資格を取得して何に役立つの?

そんな疑問を持たれた方が多いと思います。

(ちなみに、「あいがんどうぶつしようかんりし」と読みます。)

 

そうなんです。私もこのような資格があることは最近まで知りませんでした。

なぜこの資格を見つけたかというと、そもそも私は動物が大好きです。

家では猫を飼っています。

どうしても数日間家を空けなくてはいけない時があり、いつもは両親に

猫の面倒を見てもらっていたのですが、予定が合わなかった時に

ペットシッターさんにお願いしました。

その方とお話をする中で、ペットシッターとは、なんて素敵な仕事なのか!!と、

とても羨ましくなりました。

さらに私がお願いしたペットシッターさんが、とても信頼のおける

良い方だったんです!!!

初対面の人に警戒するうちの猫が、最初からデレデレでした・・・(*‘ω‘ *)

動物にすごく信頼されるオーラを放っていらっしゃったんだと思います。

 

私もいつかペットシッターになりたい!

ということで、どうやったらなれるのかを調べました。

なり方はいろいろあるようでしたが、どうやら「愛玩動物飼養管理士」資格を

取ると、ペットシッターになれるようです。

さらにこの資格があると、ペットシッターに限らず動物に関わる他の

お仕事もできるようです。

 

受けてみよう!ということで、「愛玩動物飼養管理士2級」を目指すことに

しました。

 

それでは次回、「愛玩動物飼養管理士」はどういう資格なのか、どうやったら

受験できるのか、をお話ししたいと思います。

 

 

 

 

CFPになるまで②

こんにちは。TOMOです。

今日は昨日に引き続き、私がCFPになるまでの道のりを振り返りたいと思います。

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昨日のブログの通り、

tomolabo-cfp.hatenablog.jp

 こんな感じでCFPを受けようと決めた訳ですが、受験したからといってすぐに

受かるほど難易度が低い資格ではありませんでした。

 

私の合格年はこんな感じです。

 

2007年 相続・事業承継設計

    金融資産運用設計

2008年 ライフプランニング・リタイアメントプランニング

    リスクと保険

2010年 不動産運用設計

2012年 タックスプランニング

 

なんと、6年もかかってるではありませんか。。。

そして心が折れて受験しなかった年もありますね。

 

中でも、不動産運用設計と、タックスプランニングにはかなりてこずりました。

その中でも、タックス!!!

これはもう、一生受からないんじゃないかと思った記憶があります。

そして私は税理士にはなれないと悟りました・・・

 

勉強方法はというと、

私は何の試験を受けるにも、参考書を読むことが苦手です。

なので、問題をひたすら解き、分からなくても問題と解答を丸暗記する、

という方法で勉強します。

時間があれば、2周ぐらいやります。

2周って少なくない?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、

資格試験は100点を目指す必要はありません。

合格点取れればいいんです。

なので、苦手な分野に時間をかけて理解できるまで頑張るより、

得意な分野で点を落とさないように、得意な分野のいろいろな問題をやる

という戦法をとりました。

 

問題集はというと、こちらの6冊しかやっていません。

 

この問題集、なかなかのお値段しますが、問題数も多く、

解説も丁寧に載っています。

そもそもCFPの問題集って、あまり売っていませんが・・・・・

 

こんな感じで、途中途中心を折りながら、6年もかけてCFP資格を取得しました。

この資格は二度と受からないと思うので、年会費2万円もしますし、

2年に1度更新もしなくてはいけませんが、その手続きは最優先で行っています。

 

今、CFPを目指して頑張っている方は、心が折れそうな時もあると思いますが、

ゆっくりのんびり構えていればいつかは合格します!

頑張ってください!

 

昨年、久しぶりに何か資格を取得したいと思い、久しぶりに資格試験を

受験しました!

金融とは全く関係無い資格です。

このお話はまた次回(^^)/

 

CFPになるまで①

こんにちは。TOMOです。

最近、雨が多くジメジメした日が続いていますね。

なかなかお洗濯をするタイミングがつかめません・・・

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こんな中、6月13日、20日にCFP資格審査試験が行われますね。

受験される皆さん、がんばってください(^^)/

 

そこで今日は、私がCFPに合格するまでの道のりを書いてみようと思います。

 

私は2005年に証券会社に入社しました。

その会社では、FP2級は管理職になるために必須の資格でした。

入社したばかりなのに、管理職になるために必要な資格をとるの?と思いましたが、

先輩方から、年次が上がって忙しくなったら資格試験の勉強をすることは

難しいから、新人の今のうちに取っておいた方がいいとアドバイスされ、

同期入社のみんなでFP2級に向けて勉強をすることにしました。

半年ぐらいかけてゆるりと勉強した結果、無事にFP2級を取得することが

できました。

 

それからしばらく経って、何か新たな資格をとろうと考えるようになりました。

何にチャレンジしようか?

証券会社にいるのだから、やはり「証券アナリスト」?

本屋さんに行き、証券アナリスト試験の本を手に取ったところ、

◇☆♪●□☆〇・・・・・・

私には、本の内容がこんな感じに見えました。

私は文系です。どうやら証券アナリストは理系向けの試験みたいです。

(私個人の勝手な感想です)

証券アナリストは潔く諦めました。

 

次に考えたのが宅建です。

当時は「宅地建物取引主任者」という名称でしたが、現在は「宅地建物取引士」

というようです。

この資格は母が保有しています。

ということで、落ちたらバカにされるかもしれないという理由から、諦めました。

 

次に、CFPを考えました。

他に思い当たりません。

せっかくFP2級も取得し、FP協会の会員にもなりAFP資格を保有しています。

選択肢はほかにありません。

 

ということで、CFP資格を取得することにしました。

 

次回に続きます・・・

 

 私はこの問題集で勉強しました。

むしろ、これ以外やっていません↓↓↓

 

 

金融教育を受けていないことのデメリットを考える(その2)

こんにちは、TOMOです。

前回、金融教育を受けていないことのデメリットについて3つ考えました。

今回は、あと3つ考えたいと思います。

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私が考えるデメリットは次の通りです。

 

お金にまつわることで騙されやすい

銀行や郵便局で投資信託・保険等の金融商品を勧められても、

 それがいい商品なのか、よくない商品なのかが分からない

証券会社で勧められた銘柄がいいのか悪いのか分からず、

 言われるがままに購入してしまう

収入が給与だけになってしまう

お得情報を活用できない

世の中全般のお金の仕組みに疎い

 

そのうちの~⑥について、今日は考えてみたいと思います。

 

収入が給与だけになってしまう

皆さんの収入は、給与以外に何かありますか?

投資信託の分配金、株の利益、外貨預金の利息、給与以外にも収入は作れます。

でも、金融の知識が無いとどれも、分からない、怖い、面倒くさそう、

といった理由で敬遠されがちです。

時には損失を被るものもあります。でもうまく活用すれば、

トータルでプラスにすることはできます。

給与は自分の力で増やすのには限界があると思います。

ということは収入を給与だけにしてしまうと、

生涯の収入がほぼ決まってしまいます。

ですから、給与以外の収入を得られるようにしておきたいものです。

 

お得情報を活用できない

キャッシュレス決済、使ったことはありますか?

ちょっと前に、キャッシュレス決済ブームが起きて、

現在多くのキャッシュレス決済が林立しています。

ざっと思いつくだけでも、paypayLINEPay、メルペイ、楽天Pay、など

たくさんあります。

それぞれの支払い方法で、不定期でキャンペーンをやっています。

先日はpaypayで支払いをすると25%ぐらい還元されるキャンペーンが

実施されていたので、薬局でマスクをたくさんお得に手に入れることができました。

こういったキャンペーンをしっかりと活用することで、

お得に買い物をすることができます。

でも、キャッシュレス決済ってよく分からない、と活用せずにいると、

こういった恩恵を受けることができません。

私の母はキャッシュレス決済を活用していないので、

私がお得に買い物をしたと言うと羨ましがります。

始めたらいいのに、と何度も言いましたが操作方法が分からずできないそうです。

一緒に住んでいたら手取り足取り教えますが、遠くに住んでいるので

なかなか難しいです。

 

世の中全般のお金の仕組みに疎い

世の中には、様々な金融商品があります。

投資信託、株、ETFNISAiDeCo、生命保険、外貨預金、FX、仮想通貨・・・・

挙げだしたらきりがありません。

どれが良くて、どれが悪いという気は毛頭ありません。

その人その人に合った商品があるんです。

でも、選択肢を知らないと、自分に合った商品を見つけることもできないですよね。

 

前回、今回で金融教育を受けていないことのデメリットを6つ考えてみました。

私がざっと思いつくだけを書いたので、きっともっとたくさんあると思います。

ここまで書いてきたように、知らないことで損をすることはたくさんあります。

特に、「お金」に関しては、知っていて損をすることはありません。

日本人は「お金」に関することに対して、「怖い」という感情が働くようです。

それは、正しい知識を持っていないから、それはなぜかというと、

正しい知識を学んでこなかったからではないでしょうか。

学生時代に学べなかったのであれば、自ら身に付けるしかありません。

「食わず嫌い」という言葉がありますが、「お金」に関しては

面倒くさがらずに情報をどんどん仕入れる癖をつけたいですね。

 

 日本にも子供の頃から勉強できる本があります!

 

 

 

金融教育を受けていないことのデメリットを考える(その1)

こんにちは、TOMOです。

ここまで6回にわたり、日本の金融教育について考えてきました。

それでは、本当に金融教育は必要なのでしょうか?

これまでの記事を読んでくださった皆さんは、どのように思いますか

これまでの記事はこちらから↓↓↓

tomolabo-cfp.hatenablog.jp

tomolabo-cfp.hatenablog.jp

tomolabo-cfp.hatenablog.jp

tomolabo-cfp.hatenablog.jp

 

そこで今日は、金融教育を受けていないことのデメリットについて考えてみようと思います。

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私が考えるデメリットは次の通りです。

 

お金にまつわることで騙されやすい

② 銀行や郵便局で投資信託・保険等の金融商品を勧められても、

 それがいい商品なのか、よくない商品なのかが分からない

証券会社で勧められた銘柄がいいのか悪いのか分からず、

 言われるがままに購入してしまう

収入が給与だけになってしまう

お得情報を活用できない

世の中全般のお金の仕組みに疎い

 

ざっと思いつくだけでもこれだけあります。

それでは1つずつ、簡単に見ていきましょう。

 

お金にまつわることで騙されやすい

 

まずはこれに尽きると思います。

話のうまい営業員、話のうまい近所の人、話のうまいテレビのコメンテーター、

世の中話のうまい人はたくさんいます。

こういった人が話すことって、全部本当で、全部正しい、と思ってしまいませんか?

特に、自分に知識が無い分野の話だと、それが正しいことなのか、

間違っていることなのかの判断ができないので、すぐに騙されてしまいます。

世の中では、お金に絡んだ多くの詐欺が発生しています。

直近では、火災保険を使った詐欺が発生しているみたいですね

これは、被害者である自分も罪に問われるかもしれません。

千葉県ではこんな注意喚起をしています↓↓↓

www.pref.chiba.lg.jp

この例ひとつとっても、知識があればおかしいとすぐに気づくはずです。

 

お金に関することは、その後の人生に大きく影響します。

もちろん騙す人が全面的に悪いです

しかし、いつの時代も騙す人はいなくなりません。

それであれば、自分の身は自分で守らなくてはいけません。

 

銀行や郵便局で投資信託・保険等の金融商品を勧められても、

それがいい商品なのかよくない商品なのかが分からない

 

皆さんは銀行の窓口で投資信託や保険を勧められたことはありますか?

最近は、銀行取引をネットで完結させることも多くなってきたので、

窓口に行く機会は減っているかもしれません。

でも、いざ窓口に行ってみると、多くの場合投資信託や保険を勧められるんです。

お勧めされた投資信託や保険が、一概に悪いものだと言う気はもちろんありません。

中にはとてもいい商品もあります。

でも、その判断基準はなんでしょうか?

どうやって善し悪しを決めますか?

聞いたことのある運用会社の投資信託だから?

いつも良くしてくれる銀行員がお勧めする投資信託だから?

良く知っている保険会社の保険だから?

金融のプロ(であるはず)の銀行員がお勧めしてくるから?

銀行員が投資信託や保険をお勧めするのは、ボランティアではありません。

販売手数料を稼がなくてはいけないという、ノルマがあるんです。

中にはとてもいい商品もあります。銀行員が教えてくれなければ、

知ることもなかったかもしれません。なので銀行員の話を聞くことは、

とてもいいことなんです。しかも話を聞いたからと言って

絶対に申し込まなくてはいけない訳でもありません。

無料で情報提供してくれるんです!

ただ最後、買うか買わないかの判断は、しっかりと自分でするべきです。

それも、ちゃんとした合理的な理由で。

 

証券会社で勧められた株の銘柄がいいのか悪いのか分からず、

言われるがままに購入してしまう

 

これも②と通じるものがあります。

私の社会人のスタートは、証券会社の営業でした。

当時の証券会社には、お勧めしなくてはいけない株の「銘柄」がありました。

ノルマがあるんです。

支店長が「〇〇」という銘柄を提案しろと言ったら、

その銘柄が個人的に気に入らなくても、提案しなくてはいけないんです。

証券マンに勧められて購入した銘柄が例え値下がりしても、自己責任です。

証券マンは責任を取ってくれません。

それなのに、証券マンの言うがままに株を購入する人がとても多いんです。

その銘柄を買うか買わないかの判断は、しっかりと自分でするべきです。

こちらも、ちゃんとした合理的な理由で。

 

いかがですか?

思い当たる節はありませんか?

自分が選択したものに関して、責任は自分にあります。

「自己責任」というものです。

ダイエットしないといけないのに、深夜にポテトチップスを食べてしまった。

これは、次の日に運動をがんばるなどしてすぐに取り戻せます。

でも、お金に関する「自己責任」は、その後の人生に関わる

とても大切なものなのです。

それなのに、金融教育が重要視されていない。

なんでなのでしょう。

 

長くなってきたので、④~は次回にしたいと思います。

 

マンガだったら難しいことにも取り組みやすいかもしれませんね。

 

 

金融リテラシー教育を世界と比較してみる

こんにちは。TOMOです。

今日は前回予告した通り、金融リテラシー教育に関して、

日本と世界を比較してみたいと思います。

 

今日もこちらの調査を参考にしました。

金融リテラシー調査(2019年)

 

余談ですが、この調査をしている「知るぽると」

金融広報中央委員会というところのHPなのですが、

面白いコンテンツがたくさんありますよ。

 

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それでは、本題に入りましょう。

まず、アメリカと日本の比較を見てみます。

 

金融リテラシークイズにおいて、共通の正誤問題の正答率は、

日本47%に対して、アメリ53%です。

全体で見た時は、そこまで差はありませんね。

 

しかし、問題別に見るとこんな感じです。

 

複利5年後)

日本 44% アメリ 75%

 

インフレ

日本 55% アメリ 59%

 

住宅ローン

日本 70% アメリ 75%

 

分散効果

日本 47% アメリ 46%

 

債券価格

日本 24% アメリ 28%

 

72の法則

日本 42% アメリ 33%

 

いかがですか?

複利だけものすごい差があるようですが、他はそこまで大差はないですね。

日本人は、複利というのがよく分かってないようです。

昔は、預貯金に10年おいておくだけで倍になりました。

今は、10年おいておいてもほとんど増えません。

どちらも極端すぎて、「複利」というものに興味を抱かないのでしょうか。

0.01%金利複利計算しても、なんかむなしいですもんね。。。

 

さらにこの調査では、金融知識に自信があるかどうかも調べられました。

金融知識に自信があると答えた人の割合は、

日本 12% に対し、アメリ 76% でした。

 

なんということでしょう。

アメリカ人はみんな自信があるようです。

ということは、アメリカにおいて金融教育がさかんに行われている?

と考えましたが、前述の比較を見ると、そこまで正答率に大きな差はないので、

日本人が謙遜しているだけかもしれません。

 

その証拠に、金融教育を学校で受けた人の割合を見てみると、

日本 7% に対し、アメリ 21% なのです。

確かに、日本とアメリカには3倍の開きはありますが、

アメリカ人だって21%しか金融教育を受けていないじゃないですか。

ということは、5人に1人しか受けていないんです。

私の予想では、ほとんどのアメリカ人は金融教育を受けていると

思っていたので、この結果は驚きでした。

 

 

それではもう一つ、OECD調査との比較も見てみましょう。

金融知識に関する設問の正答率は下記の通りでした。

 

5問平均

日本 60 英国 63% ドイツ 67% フランス 72

 

金利

日本 69 英国 57% ドイツ 64% フランス 57

 

複利

日本 44 英国 52% ドイツ 47% フランス 54

 

③インフレの定義

日本 62 英国 80% ドイツ 87% フランス 87

 

リスクリターン

日本 77 英国 74% ドイツ 79% フランス 87

 

分散投資

日本 47 英国 52% ドイツ 60% フランス 75

 

インフレについて、日本だけ正答率が低いのは、

日本が最近大幅なインフレを経験していないからでしょうか。

分散投資に関しては、日本人の投資比率が低いからでしょうか。

 

よく日本は他国に比べて金融教育が遅れていると耳にしますが、

この結果だけを見ると、そこまで遅れていないような感じがしました。

金利に関しては、日本がトップですもんね!

 

今回、これらの調査結果を見ることで分かったことは、

 

日本の金融教育は世界と比べて遅れているのか?

→思ったほど遅れてはいない

 

アメリカは金融教育が盛んに行われているのか?

→そうでもなさそう

 

ということでしょうか。

皆さんは、どうお感じになりましたか?

 

 この本、読んでみたいです。