ともらぼ~CFPが100歳人生を考える~

金融教育がほとんどされない日本。その中でこれから迎える100歳人生をどう生きていくかを考えます。

一般NISAってどんな制度?

こんにちは、tomoです。

突然ですが皆さん、投資はされていますか?

今回は、NISAについて解説したいと思います。

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NISAには3種類ありますが、今回は一般NISAについて解説します。

動画も作成しましたので、こちらもご覧ください!(^^)!

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NISA制度とは、簡単に言うと、株式や投資信託などの配当に課税される税金や、売却益にかかる税金が非課税になる制度です。

現在、税金は復興特別所得税を合わせて20.315%かかります。この税金が非課税になるというのは、お得ですよね。

NISA制度は、次の3つがあります。

◆一般NISA

◆つみたてNISA

◆ジュニアNISA

それぞれ、このような制度です。

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今回は、一般NISAについてみていきたいと思います。

また、2024年からは制度が変わりますので、2023年までの制度について解説します。

非課税期間は5年間

年間非課税枠は120万円

投資可能商品は、上場株式・ETF・公募株式投信、REIT

買付方法は、通常の買付、積立投資、どちらでも大丈夫です

払い出し制限はありません

 

また、一般NISAは20歳以上の人が対象ですが、成人年齢が18歳に引き下げられることから、2023年1月以降は18歳以上の人が利用できることになります。

 

それでは、非課税となる利益というのは、どういうものでしょうか?

2種類あります。

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まず1つ目です。

購入した株式や、投資信託の売却益が非課税となります。例えば、売却した時に10万円の利益が出ていたら、20,315円の税金が課税されるところ、これがかからないんです!

ただし、年間非課税枠は120万円までなので、そこには注意が必要です。

 

そしてもう1つは株式や投資信託の配当金です。

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購入から5年間、毎年受け取った配当金が非課税となります。こちらもチリツモなので助かりますね!

それでは、非課税枠の5年が終了したらどうなるのでしょうか?

3つ選択肢があります。

①翌年の非課税枠に移管(ロールオーバー)できます。

購入した時は120万円でも、増えていて120万円を超えていた場合、全てロールオーバーすることができます。

②課税口座に移管することもできます。

普通の特定口座にいれたり、もちろん一般口座に移管することが可能です。

③売却する。

 

注意しなくてはいけないこともあります。

NISA口座は1人1つしか開くことができません。一般NISA口座と、つみたてNISA口座両方を開くこともできません。どちらか1つだけです。

また、1年間で120万円の非課税枠となりますが、もし100万円しか投資しなかったとしても、翌年に余った20万円を繰り越すことはできません。できたら満額使ったほうがいいです。

 

このように一般NISAという制度は、投資をお得に始めることができる制度です。ちょっとルールが細かいので、面倒だと思ってやっていない方もいらっしゃるかもしれませんが、20.315%の税金が非課税になるというのはとても大きいです。まだ始めていない方は、是非始めてみてください!

次回は、つみたてNISA制度について解説する予定です。