ともらぼ~CFPが100歳人生を考える~

金融教育がほとんどされない日本。その中でこれから迎える100歳人生をどう生きていくかを考えます。

iDeCoってどうやって加入する?

こんにちは、tomoです。

結局東京はそんなに雪降りませんでしたね(^^)/普通に出勤できてよかったです。

前回のブログでは、iDeCoがどんな制度か解説しました。今回は、そのiDeCoにどうやって申し込むか、について解説したいと思います。

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iDeCoとは、個人型確定拠出年金のことでした。公的年金ではもはや人生100年時代はやり過ごせないかもしれないので、自分で責任をもって私的年金作っておいてくださいね、という制度です。

ですが、いざ始めようと思うとこれがなかなか難しいんです。

動画でも解説していますので、見てみてくださいね(^^)/

youtu.be

iDeCoとは、自分で申し込みをして、掛金を拠出して、運用方法も自分で選び、60歳をすぎたらそれまでに貯まった資金を受取れる、という制度です。

自己責任で老後の資金を準備する仕組みなので、税制の優遇措置もあります。

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iDeCoは次の5つのステップで申し込みます。

①加入条件を調べる

②掛金を決める

③金融機関を選ぶ

④運用商品を知る

⑤運用商品を選ぶ

なんだか結構面倒臭そうじゃないですか?気合を入れてやっていかないと、もしかしたら途中で心が折れてしまうかもしれません。それでは、1つずつ見ていきたいと思います。

 

①加入条件を調べる

まず、自分に加入資格があるのかを調べます。iDeCoは誰でも加入できるものではありません。加入できる人とできない人は、前回のブログで解説していますので、見てみてください。

そして加入資格があると分かったら、掛金の限度額がいくらかを調べます。掛金は上限があって、無限に拠出できるわけではありません。こちらが限度額です。

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②掛金を決める

そしてこの限度額の範囲内で、掛金を決めます。掛金は月々5,000円から、1,000円単位で決められます。ただし、この金額の変更は1年に1回しかできないので、慎重に決めた方がいいです。今月は余裕があるから1万円、その次の月は使いすぎたから5,000円、というようにはできません。掛金を止めることはいつでもできます。

 

③金融機関を選ぶ

次に金融機関を選びます。銀行や証券会社など、約160社でiDeCoの取扱いがあります。160社もあったらめちゃくちゃ悩みますよね・・・それぞれの金融機関で、運用商品の種類や数、手数料などが違います。自分がやりたいと思っている商品があるか、手数料はどのくらいかなどを確認して決めましょう。特に手数料は大切です。運用中の口座管理料は毎月掛金から差し引かれます。投資信託で運用する場合は、信託報酬等もかかります。インターネットで検索をすると、いろいろな金融機関の手数料が出てくるので、ここは面倒臭がらずにしっかりと調べた方がいいと思います。資料請求を受け付けている金融機関もあるので、数社に資料請求をしてみてください。

 

④運用商品を知る

iDeCoは自分で資産運用を行います。60歳を過ぎて受取ろうと思った際に、万一減っていたら減った金額しか受取ることができません。リターンとリスクはすべて自分にかかっています。よく分からない運用商品をなんとなく選ぶのではなく、しっかりと理解してからその商品を選ぶようにしましょう。

 

⑤運用商品を選ぶ

そして最後に運用商品を選びます。各金融機関毎に、約3~35商品が用意されています。そこで、自分がいいと思った運用商品を選びましょう。分からない時は、金融機関に相談してみるのもいいかもしれません。

 

金融機関を決めたら実際に申し込みますが、手続き完了までには1~2か月かかります。思い立ったが吉日と言いますが、iDeCoはすぐに始められるわけではありません。金融機関を決めて、申込をしたらiDeCo口座が開設されるまで、じっくり運用商品を選ぶ時間に充てるのもいいかもしれませんね。

 

老後の資金を貯める方法として、iDeCoは最適だと思います。運用して増えると、うれしくなって思わず使ってしまうことがありますよね。それが強制的にできないなんて、素晴らしい制度だと思います。まだiDeCoを始めてない方は、是非始めてみてください(^^♪