利付債について解説します!
こんにちは、tomoです。
相変わらずステイホームな毎日ですが、お金の勉強をゆっくり行ういい機会かもしれませんね(^^)/
今回は、債券の種類の1つ、利付債について解説します。
動画でも解説していますので、こちらもご覧ください(^^♪
利付債とは、定期的にクーポン(利息)が支払われる債券のことです。
利息のことを英語でクーポンといいます。次回、ゼロクーポン債について解説する予定ですが、利息がゼロの債券のことをゼロクーポン債といいます。
利付債には次の2種類があります。
◆固定利付債・・・償還までの利率が発行時に決まっているもの
満期まで保有すると、安定した金利収入を見込むことができます。固定利付債は、身近なものでは固定5や固定3の個人向け国債があります。
これです↓
◆変動利付債・・・償還までに利率が変動するもの
一定期間ごとに利率の見直しが行われます。変動利付債は、身近なものでは変動10の個人向け国債があります。
これです↓
さらに、外貨建ての利付債もあります。米国債などがそれにあたります。
米ドル建ての場合、購入時の為替よりも満期時の為替レートが円安の場合、為替差益を享受することができますが、一方で、購入時の為替よりも満期時の為替レートが円高の場合、為替差損が発生します。
外貨建ての利付債の方が、円建ての利付債よりも利率が高いものが多いので、投資対象としては魅力的に見えますが、為替レートの影響をかなり受けますので、何年後かに確実に必要な資金の場合は、円建ての利付債を選んだ方がいいかもしれませんね。
一方で、利率のみならず為替差益で大きく増やすことも期待できるので、何年後かに確実に必要な資金でない場合は、魅力的な投資商品となります。
現在、日本は超低金利なので、債券を購入してもほとんど利息がつきません。先ほど個人向け国債をご紹介しましたが、利息はなんと0.05%です。これだったら、ネット銀行の定期預金にしておいた方が、使い勝手がいいと思います。
ですので、外貨建ての債券はとても魅力的です。
それでは税金はどのようになるのでしょうか。
利付債の税金は次のようになります。
◆利息・・・利子所得として20.315%の税金がかかります。申告分離課税の対象ですが、利息支払い時に源泉徴収されるので、申告不要制度を選択することもできます。
◆売却益・償還差益・・・譲渡所得として20.315%の税金がかかります。こちらも申告分離課税の対象ですが、特定口座に入れることもできるので、
源泉徴収ありの特定口座にいれておくと、確定申告を自分でしなくてもよくなります。
特定口座に入れておけば、他の投資商品との損益通算も証券会社が自動で行ってくれるので、ラクチンですね。
利付債は、発行元の信用リスクはあるものの、投資商品の中では比較的安全な投資商品です。信用リスクと利率が比例するので、利率の高さだけで選ばずに発行元はちゃんと選んだ方がいいと思います。
私は、アメリカが発行している債券を少し持っています。もうすぐ利上げされそうですので、利上げされたタイミングで購入を検討してみてもいいかもしれませんね。
利付債は多くの場合、投資信託や株式よりリスクが低いと思います。投資を始める手始めとして、挑戦してみてもいいかもしれません。(トルコリラ債とかはリスク高いです)