ともらぼ~CFPが100歳人生を考える~

金融教育がほとんどされない日本。その中でこれから迎える100歳人生をどう生きていくかを考えます。

生命保険の告知の方法

こんにちは、tomoです。

円安、株安が進んでいますね。

為替や株についてもこのブログでお話ししたいと思っていますが、

もう少し生命保険について解説したいと思います。

 

今日は生命保険の告知の方法についてです。

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皆さんは、生命保険に加入していますか?

加入した時、告知はどういう方法で行いましたか?

生命保険の告知方法は、いろいろな方法があります。

動画でも解説しています。是非ご覧ください↓↓↓

youtu.be

 

生命保険に加入する際、被保険者は自分の健康状態や職業等を保険会社に

伝える必要があります。

これを「告知義務」といいます。

例えば、次のような事を伝えます。

・勤務先名、業種、仕事内容

・現在の健康状態

・妊娠の有無

・既往歴の有無

・障害の有無

告知義務は、自発的申告ではなく質疑応答義務です。

なので、保険会社が質問したことに対してしっかり回答しましょう。

 

告知は次のような方法で行います。

・生命保険会社からの質問に対して「告知書」とよばれる書面を提出する

・医師の診査を受ける

・保険会社の面接士と面会する

・健康診断の結果を提出する

加入しようとする生命保険や、保険金によって、どの方法で告知を

したらいいかが決まっています。

生命保険会社の営業職員に口頭で告知をしても、生命保険会社に

告知をしたことにはなりませんので、この点は注意が必要です。

 

それでは、被保険者が嘘の告知をした場合はどうなるのでしょうか?

嘘の告知をすることを、「告知義務違反」といいます。

被保険者が嘘の告知をした場合、保険会社はその保険契約を

解除することができます。

その場合、保険金・給付金は支払われません。

ただし、生命保険会社の営業職員が告知を妨害した場合や、

事実でないことを告知するように勧めた場合は、保険会社は

契約を解除することはできません。

 

そもそも、告知は何のために行うのでしょうか?

生命保険は多くの人が保険料を出し合って、相互に保障する

「相互扶助」の仕組みです。

すでに健康状態が良くない人や、危険度の高い職業に就いている人が、

健康な人や特に危険ではない職業の人と同じ条件で生命保険に

加入すると、公平性が保たれなくなってしまいますよね。

公平性を保つために、告知は重要なのです。

 

告知書を見て、該当する事項があった場合、私はもうこの保険には

加入できない、と思って諦めてしまうことがあるかもしれません。

でも、諦めるのはちょっと待ってください。

生命保険の中には、持病があってもその状態によっては加入できたり、

保険金を少し削減して加入できることがあります。

告知事項に該当すると思っても、諦めずに営業職員に相談してみましょう。

 

今回は、生命保険の告知について解説しました。

次回は、生命保険の保険料の払い方について解説する予定です。

 

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