ともらぼ~CFPが100歳人生を考える~

金融教育がほとんどされない日本。その中でこれから迎える100歳人生をどう生きていくかを考えます。

国民年金基金ってどんな制度?

こんにちは、tomoです。全国的に梅雨入りしてきましたね・・・

前回のブログでは、老齢基礎年金を増やす4つの方法を解説しました。そこで今回は、前回ちょっとだけご紹介した、自営業やフリーランスの方が、厚生年金の様な2階部分を作る制度である、「国民年金基金」について解説します。

対象者

20歳~60歳の第1号被保険者、または60歳~65歳の国民年金の任意加入者が加入できます。
厚生年金の対象者である第2号被保険者は加入することが出来ません。


掛金

加入年齢・性別によって異なりますが、毎月最大68,000円まで加入できます。
iDeCoと合わせて68,000円となるので、iDeCoに加入している方は注意が必要です。


給付の型

終身年金A型・B型、確定年金Ⅰ型・Ⅱ型・Ⅲ型・Ⅳ型・Ⅴ型の7種類があります。1口目は終身年金A型・B型から、2口目以降は7種類の中から好きな型を選べます。
掛金の額は、選択した型と年齢・性別によって異なる為、国民年金基金のHPで確認してみてください。


給付期間

終身年金を基本として、65歳から受給できます。
老齢基礎年金に上乗せして受け取れる為、自営業の方やフリーランスの方も老後の生活資金を年金だけで賄える様になるかもしれません。


まとめ

老齢基礎年金だけで老後の生活費を賄うことは難しいですが、国民年金基金に加入することで、老齢基礎年金に上乗せして年金を受取ることが出来ます。
自営業やフリーランスとして働いている方等の第1号被保険者の方で、国民年金の掛金にプラスで掛け金を支出できるという方は、是非加入を検討してみるといいと思います。