ともらぼ~CFPが100歳人生を考える~

金融教育がほとんどされない日本。その中でこれから迎える100歳人生をどう生きていくかを考えます。

外貨を持つのは怖い?

こんにちは、tomoです。

最近、いろいろな物の値段が上がっていますね。個人的には、値上がりはしょうがないと思いますが、値段据え置きで内容量を減らすのは好きではありません。なんだかだまされた気がするのは私だけでしょうか・・・

 

それでは今回は、前回に引き続き「外貨」を持つことについて解説したいと思います。

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動画でも解説していますので、こちらもぜひご覧ください(^^♪

youtu.be

 

今回のテーマは、外貨を持つ意味についてです。

前回の動画では、円高・円安について解説しました。

為替レートは、外貨を保有していもしていなくても誰にでも影響があるものです。為替レートが円安になると、輸入しているものの値段が上がります。

それでは、為替レートが円安になって輸入品の値段が高くなってしまった場合、どうしたらいいのでしょうか?

それは、外貨を保有していればいいのです。

「外貨」っていうと、なんとなく「怖い」というイメージを持つ人がいます。

実際はそんなことはないんです。

この図を見てみてください。

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こちらには、円高・円安になった時のメリット・デメリットが書いてあります。

1$=115円を基準にしてみてみましょう。

1$が130円になると、輸入品の値段が高くなります。一方で、為替差益が出るんです。ということは、外貨を保有していたら輸入品が値上がりしてしまった分を為替差益でカバーできるということですね。

それでは1$が100円になったらどでしょうか。先ほどとは逆で輸入品は安くなります。しかし、為替差損も出てしまいます。為替差損が出るのが怖いから外貨を保有するのは怖い、という人が多くいますが、持っている円を全て外貨にするわけではないですよね。円高になった場合は外貨のまま持ち続けていればいいのです。

ここに、外貨保有の意義がります。

日本は輸入大国です。為替レートは日々の生活に直結します。そして為替レートは円高にも円安にもなります。外貨は怖くありません。

ただし、どこの国の通貨を持つかは選ばなくてはいけません。現在ロシアのルーブルが大暴落しているみたいですが、国政が不安定な国の通貨は怖いです。

これまで「外貨」を保有したことが無い場合は、まずはアメリカドルやユーロといった、比較的安定している通貨を選択することをお勧めします。購入を検討する際は、これまでのチャートを確認してみてくださいね。

今回は、外貨を持つ意味について解説しました。